タンデム質量分析計 (MS/MS, API2000)
活用事例
- 自然毒の化学分析:フグ中毒(テトロドトキシン)、スイセン毒(リコリン)
- 食品評価(メラミン、クロラムフェニコール)
- 食品中の成分分析
- 残留農薬の分析
メーカおよび型式
Applied Biosystems製 API 2000
仕様
トリプル四重極質量分析装置
イオン化法:ESI法
Scan Type:
Q1 Scan(第1四重極による質量計測)
Product Ion Scan(目的試料の質量の他, 官能基などの情報も得たい時に)
Precursor Ion Scan(目的官能基(イオン性)を持っていた親分子を知りたい時に)
Neutral Loss Scan(目的官能基(中性)を持っていた親分子を知りたい時に)
マスレンジ:m/z 5-1800, 資料濃度の目安:1,000ng/mL,
溶媒:MeOH, MeOH/DW, AcCN, AcCN/DW(いずれもHPLCグレード)のみ可
注意事項
- ロード可能な試料状は以下の2例のみです.
- MeOH, MeOH/DW, AcCN, AcCN/DW溶媒によるHPLC分離直後のもの
- エバポレーション後, 上記溶媒に再溶解した時は, 0.22μmのフィルターを通したもの
- 以下の場合は, 必ず担当者に連絡あるいは相談をして下さい.
- 操作に不安を感じたとき
- エラー表示(Massステータス, シリンジステータスが赤色)になったとき
- 液漏れが生じたとき
- 洗浄過程でTIC値がなかなか減少しないとき(通常は5分程度で1.0e5程度まで減少する)
- 通常より濃度の高い試料をロードしなければシグナルの検出ができなくなったと感じたとき